3月14日、W杯2次予選・北朝鮮戦に臨む日本代表メンバーが発表された。その中には、一部週刊誌の性加害報道を受け、アジアカップ途中で代表から離脱した伊東純也選手の名前はなかった。3月9日に31歳の誕生日を迎えた伊東選手本人は、この決定をどう受け止めているのか。元テレビ朝日アナウンサーで現在、弁護士として活躍する西脇亨輔氏が貴重な肉声を入手した。
3月14日、日本サッカー協会はW杯アジア2次予選・対北朝鮮戦に招集する日本代表メンバーを発表した。2月1日発売の「週刊新潮」による性加害報道を受けて、2月3日のサッカーアジア杯準々決勝から代表離脱となった伊東純也選手に注目が集まったが、今回の代表復帰はなかった。
この結論をどう受け止めているのか。私は伊東選手側の加藤博太郎弁護士を通して、伊東選手本人のコメントを聞いた。
弁護士によると、伊東選手は落ち着いた口調で「代表の判断なので、選手の立場として何か申し上げることはない。とにかく早く嫌疑を晴らし、代表に戻れるようにしたい」とコメントし、こうした言葉を繰り返していたという。
「日本という国は、難しい」
アジア杯日本代表から離脱後、所属するフランス1部のスタッド・ランスに戻ると、伊東選手はただちにスタメン出場を果たした。現地時間3月10日にはFWキリアン・エムバペ選手らを擁する強豪パリ・サンジェルマンと対戦、先制ゴールの起点となるなど、連日の活躍が報じられた。