ヤングなでしこの20歳MFが見せた直接FKでのゴールに、賞賛の声が続々と寄せられている。
U―20女子日本代表は現在、ウズベキスタンでU―20女子アジア杯を戦っている。第1戦でベトナム相手に10―0と大勝劇を演じていたチームは3月7日に中国代表と対戦した。
先制点を奪ったのはヤングなでしこで、前半26分だった。自陣から巧みにパスをつないで右に展開すると、グラウンダークロスがゴール前に送られる。これに土方麻椰が合わせて、華麗な形でスコアを動かしていた。
その追加点も鮮やかだった。1点リードで迎えた後半43分、日本は中国のペナルティエリアの左手前角付近でFKのチャンスを得る。これを蹴ったのは天野紗。目前に中国の壁が形成されていたとはいえ、ニアを狙うことが多い場所である。
しかし天野が狙ったのはファー。右足から放たれたボールは相手GKが伸ばす手を避けるような軌道でゴール右上の隅に。鮮やかすぎる形で追加点を奪ったのである。