J2ジェフユナイテッド千葉のブラジル人MFドゥドゥのスタジアム到着直後の“ある行動”がファンの間で話題となっている。
舞台は、ホーム・フクダ電子アリーナ。2月25日に行われたJ2リーグ開幕戦、モンテディオ山形を迎え撃った一戦でのことだった。先制しながらも2−3で悔しい逆転負けとなった試合を、クラブは「Scene」と題した24分50秒の特製動画を作って振り返っており、その開始4分半過ぎからは、選手たちを乗せたチームバスが、スタジアムに到着するシーンが収められている。
千葉サポーターの出迎えの声も聞こえる中、他の選手たちに続いてドゥドゥも姿を現す。2014年に初来日して一時は母国ブラジルに復帰するも2016年から再び日本でプレーを続けている33歳は、颯爽とバスから降り立つと、そこからバスを誘導した警備員に一直線に向かって歩いて行き、自ら握手を求めたのだ。
このドゥドゥの行動に、警備員は左手に誘導棒を握ったまま自身の仕事を続けながらも、右手ではドゥドゥとガッチリと固い握手を交わしてエールを送っている。2人の関係性は不明だが、立場は違えど、この日の試合へ向けた“強い想い”を共有する、微笑ましくも、熱くなるシーンだった。