【川崎、ACL敗退で浮かび出た課題と収穫(1)】「疲労はそこまでではなかった」が、立ち上がりと後半ATの両方で失点。「それが数回であれば……」と悔やんだ戦い方の画像
川崎フロンターレははね返す場面を減らしたかった 撮影:中地拓也

 川崎フロンターレのアジア王者への道が2月20日に閉ざされた。ACLラウンド16の第2戦で、山東に2-4で手痛い敗戦を喫して2戦合計スコアを5-6としたからだ。シーズン開幕を前にして痛恨の黒星となったが、改めてその課題と収穫を考える。

 課題はなんといっても守備だろう。失点の内容に加え、そのタイミングも良くなかった。前半8分という立ち上がりに個人のミスから先制ゴールを献上し、さらに前半半ばの25分にはショートCKの連携ミスからカウンターを許して追加点を与える。もったいない形で与えたものだっただけに、相手に勢いを与えたことは否めなかった。

 その後、2得点を返して一時は試合を振り出しに戻したものの、そこからも複数失点をしてしまう。2試合合計で5得点した川崎だが、これでは勝利が遠のくのも当然のことだった。

 試合後、鬼木達監督は連戦となったことでの選手の疲労を「連戦でしたが、そこまでではなかった」と否定。ただし、アウェイ・中国での試合から中3日でヴィッセル神戸との試合を戦い、そこから中2日で挑んだこの試合に、「スーパーカップという大きな大会のあとで、頭の切り替えが必要だった」と悔やんでいる。

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