現地時間2月10日、プレミアリーグ第24節が行われ、サッカー日本代表MF三笘薫が所属するブライントンは敵地でトッテナムに1-2で逆転負け。試合には敗れたが、復帰戦となった三笘はファンが酔いしれる「マジックタッチ」を披露した。
昨年12月21日に行われた第18節クリスタル・パレス戦で足首を痛めた三笘は、その後に森保ジャパンの一員としてアジアカップに参戦。1月31日のバーレーン戦で実戦復帰を果たし、日本が敗れた準々決勝イラン戦を含めて2試合に途中出場し、ブライトンに再合流。リーグ戦では6試合ぶりの出場となった。
その前半10分だった。後方でのパス回しの間、左サイドのタッチライン際にポジションニングしていた三笘は、味方センターバックからのロングフィードに反応。高々と舞い上がった滞空時間の長い、ほぼ真後ろから落ちてくるボールに対し、ランニングしながら右足インフロントで“ビタ止め”。そのままトップスピードに乗ってドリブルに繋げたのだ。
この芸術的なプレーに、敵地のスタンドも沸いた。もちろん相手は黙っておらず、対峙したイタリア代表DFデスティニー・ウドジェも必死に追いすがり、最後はもつれあった末に堪らずファウルで止めることになった。