埼玉スタジアムが、SNSで関東地方を襲った雪への対処システムの様子を動画で公開した。関東を大混乱に陥らせた雪への「圧勝」ぶりに、驚きの声が広がっている。
関東地方が、またも雪に混乱させられた。2月5日の日中から広がった降雪は、都心部などを直撃。これまでも指摘された脆弱性を露呈し、交通網の混乱や停電など、特に首都圏の人々を困らせた。
埼玉県にも雪雲が広がり、さいたま市内でも積雪した。埼玉スタジアムも、例外ではない。
スタジアムの公式エックス(旧ツイッター)では、一面が雪に覆われたスタジアム周辺や、メインピッチ、グラウンドなどの写真が公開された。だが、何よりも目を引いたのは、ピッチの回復ぶりだった。
「地温コントロールシステムが作動している様子がお分かりでしょうか? 周りの人工芝部分を見てもわかるように、天然芝下にあるシステムのおかげで雪解けが早いです!」。この説明とともに投稿された動画は、衝撃的だった。
早送りではあるが、ピッチの上に積もっていた雪が、どんどんと解けていく。雪かきなどすることなく、緑が広がっていくのだ。
スタジアムの公式ホームページによれば、地温コントロールシステムはピッチの下に合計40kmほどになるパイプを埋設し、芝生の生育を助けているという。熱い時期には冷水を流し、寒い時期には温水を通して、芝生を育てているという。