イングランドのサッカーFA女子リーグ杯(FAWSLカップ)のグループステージ最終節が行われ、レスター・シティ所属の籾木結花の“オシャレスルーパス”が称賛されている。
1996年4月9日生まれ、27歳の籾木は、日テレベレーザ(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)で背番号10を背負って活躍した後、2020年からアメリカでプレー。なでしこジャパンの一員として2019年のワールドカップや2021年の東京五輪にも出場した後、今年1月5日、イングランド女子スーパーリーグのレスターと1年半契約を結んだ。
レスターには同じ日本人の宝田沙織も所属する中、籾木は加入後すぐにチームに馴染んだ。デビュー戦となった現地1月14日のFAカップ4回戦ダービー・カウンティ戦では、4-1で勝利した中で籾木は3得点に絡む活躍。そして現地1月25日に行われたFAWSLカップのエバートン戦では、スタメン出場して5-1の勝利に貢献した中で、アシストをマークした。
後半3分だった。ボランチの位置から宝田が送った縦パスを相手DFラインの前で受けた籾木は、そのまま前を向いてドリブルで仕掛ける。タックルに来たDFを左方向にかわすと、左サイドからDFラインの裏を狙ったミッシー・グッドウィンの前方のスペースへ、左足でバックスピンをかけた絶妙のスルーパス。完全に抜け出したグッドウィンは、冷静に右足でゴールに流し込んだ。