J1の北海道コンサドーレ札幌が、2024年に着用する新ユニフォームを発表した。こだわり抜かれた「3部作」に、すぐさま賛辞が上がっている。
札幌は1月14日、ファン向けに新シーズンへの意欲を示すキックオフイベントを行った。その席では、新シーズンのユニフォームも発表された。
札幌では、ファッションデザイナーの相澤陽介氏がクリエイティブディレクターを務めている。クラブに関するさまざまな部分でのデザインなどに携わっているが、その仕事にはユニフォームの制作も含まれる。
今回の新ユニフォームも、サプライヤーのミズノ社の協力の下、相澤氏がデザインを担当したという。クラブの公式ホームページでは、「北海道をモチーフとして1年間戦っていく三部作を作りました。ユニフォームデザイナーとしても、星を付ける覚悟を持って、1年間共に戦っていくという決意表明となります」との相澤氏のコメントが紹介されている。
1stユニフォームは当然、クラブカラーの赤と黒で構成されており、伝統の縦ストライプとなっているが、さすがの工夫が凝らされている。なじみの赤と黒の縦じまながら、細いピンストライプを組み合わせることで、ピッチ上と近場での見え方の違いを出すことを狙ったという。
2ndユニフォームのテーマは、「北海道の深い森と札幌の街並み」だ。黒いベースに浮かんでいるのは、碁盤の目のような札幌の街並み。森をイメージしたカーキが、全体をぐっと引き締めている。3rdユニフォームは昨年のデザインを踏襲しつつ、シマフクロウの表情を複雑にコラージュさせているという。