1月11日、川崎フロンターレは市内で必勝祈願を行った。その行事を前にした驚きの再会が話題となっている。
2023年シーズンを天皇杯制覇という形で締めくくったが、今シーズンはさらなるタイトル獲得を狙う。そのために、新戦力も迎えたチームは“川崎大師”に集まった。
正式名称を「平間寺」というこの寺院は真言宗智山派の大本山で、古くから多くの人が信仰を寄せている。この地を本拠とするフロンターレにとっては、川崎大師でシーズンを始めることが恒例となっている。
選手がそろって現地入りした直後、鬼木達監督もスーツ姿で現れた。そして集合場所に歩を進めるのだが、そこで、ある人物から話しかけられる。その瞬間、鬼木監督は一気に笑顔になる。実はその人物こそ、石崎信弘氏だった。
2001年の途中から2003年まで川崎を率いた元指揮官であり、当時、鬼木監督は背番号7をつけた現役の川崎の選手だった。01年はJ2で40試合、02年は39試合、03年は13試合に出場して共闘した師弟関係にある。まさかの偶然に、2人は会話を重ねた。