J2のブラウブリッツ秋田が、来季着用する新ユニフォームを発表した。地元要素も満載のデザインに、絶賛の声が寄せられている。
公募された案から採用された秋田のチーム名は、地元と伝統に深く根差したものだ。「ブラウ」はドイツ語で青の意で、前身のTDKサッカー部のチームカラーを継承している。「ブリッツ」は、同じくドイツ語で稲妻を表す。秋田県の魚はハタハタであり、別名をカミナリウオという。クラブのホームページでは、「冬の稲妻とどろく季節に泳ぐ姿が如く力強さをもって、クラブが発展していく様子を表現」と説明されている。
2024年シーズンに使用するユニフォームにも、地元への思いが込められている。フィールドプレーヤー用もGK用も、ダイヤ型の模様が共通しているが、これは秋田の三湖伝説に登場する龍の「鱗」を思わせるものだ。
さらに、その「鱗」の中まで見どころがある。細かな模様が描かれているのだが、これらはすべて地元の名物。全国的に有名な大曲の花火や鳥海山、日本海の荒波や竿燈がデザインされているのだ。
ホームページでは、フィールドプレーヤー2ndモデルに用いた白には「秋田の地に降り積もる雪のように、白く光り輝く」、GK用1stモデルの赤には「ナマハゲの如く。赤く魂を燃やし、ゴールでにらみをきかせる」と、込められた思いが記されている。