J2のヴァンフォーレ甲府が、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)からのお土産写真を公開した。後光が差した背番号10への密着写真に、ファンは感激の声を上げている。
甲府がまたも、新たな歴史を築いた。昨季の天皇杯を制してクラブ史上初のACLへの挑戦権を手にした甲府は、さらに一歩前進。12月12日のブリーラム・ユナイテッドとのアウェイでのグループステージ最終節を3-2で制し、決勝トーナメント進出を決めたのだ。
ACLでの冒険は続くが、年内の甲府の試合は、これでひとまず終了した。選手たちは日本に帰り、しっかりと体を休める日々に入っていく。
クラブはタイの空港で出発を待つ選手たちの様子を公開。疲れを隠し切れない選手、勝利の余韻を感じさせる者など、年内最終戦で力を出し切ったことをうかがわせていた。
クラブのサービスは、さらに続いた。飛行機の中での選手の様子を、写真で投稿したのだ。
選ばれたのは背番号10を託されている長谷川元希だ。ブリーラム戦でもフル出場し、先制点も決めている。
今季のJ2でも39試合に出場し、チーム最長の3192分間もピッチに立った。押しも押されもせぬチームの要が飛行機の席に座り、視線を投げかける。ヒーローにふさわしく、その背からは後光のように柔らかい日差しが注がれている。