J1の名古屋グランパスが、新エンブレム制作にあたり、本気度の高さを垣間見せた。その「見落としがちな細部」へのこだわりに、賛辞が続々と寄せられている。
名古屋は12月10日、2024年シーズンから使用する新エンブレムを発表した。時代の変化に合わせて進化を狙ってきたが、その過程ではクラブが「ファミリー」と呼ぶファン・サポーターも含めたプロジェクトメンバーが、多くの議論を重ねてきた。
新エンブレム以外にも、クラブの熱意は表れた。新エンブレム発表に合わせ、名古屋はSNSでチームカラーの設計についても報告している。
「チームカラーは色彩を通じて、「名古屋グランパス」を表現していくものです。ユニフォームやその他のアイテムに、常に決められた色彩を使用していくことで、差別化を図り、エンブレムのデザインとともに統一されたクラブの姿勢や決意を表しています」
クラブは、そう説明している。
クラブ公式ホームページでは、チームカラーはバーバリアンレッドと記されている。チームスピリッツカラーには、バーバリアンレッド、ノーブルレッド、スターオレンジが規定されている。
これらの色を含めて、名古屋は自らをリブランディングした。バーバリアンレッドを、「グランパスレッド」へと名称を変更。SNSでは、色を構成する要素の割合まで細かく規定し、発表している。
さらに、クラブアイデンティティの「グランパスレッド」「グランパスイエロー」に加え、「華やかな愛知を表す色」として、「グランパスゴールド」を採用。この3色をメインカラーにすると宣言した。