J1の北海道コンサドーレ札幌が、異国の地での元所属選手のサプライズ訪問を報告した。現所属選手たちとの絡みも秀逸で、目にしたファンからは興奮の声が上がっている。
札幌は現在、タイへと遠征している。Jリーグアジアチャレンジinタイに出場するためだ。12月9日に、タイの名門ムアントン・ユナイテッドと対戦する。
選手たちはすでにタイに入り、調整を続けている。クラブのSNSでは、気温30度の中でのトレーニングの様子などが伝えられている。
SNS上でのチーム情報に12月7日、新たなニュースが加わった。かつてのチームメイトが、タイに滞在中の選手たちを電撃訪問したのだ。
SNSに投稿されたのは、3枚の昼食中の写真。そのいずれにも主役として写っているのは、チャナティップだった。
2017年シーズン途中に札幌に加入すると、すぐさま先発に定着。翌年にはリーグ戦30試合で8ゴールを挙げるなど活躍し、リーグのベストイレブンにも選ばれた。その実力は他クラブからも高く評価され、2022年にはJ1リーグ連覇中の川崎フロンターレに完全移籍で迎えられた。
今年6月に母国へと戻り、BGパトゥム・ユナイテッドで活躍を続けている。その「タイのメッシ」が、自国へとやってきたかつての仲間たちをサプライズ訪問したようだ。
クラブを離れても変わらぬ絆で結ばれた仲間たちとの再会に、チャナティップは笑顔を見せている。一方で対照的な表情なのが、スパチョークだ。
2022年にチャナティップと入れ替わる形で札幌に加入したスパチョークだが、タイ代表では直属の後輩にあたる。しかし、大先輩が横に座っても、スパチョークは素知らぬ顔で食事の手を止めない。ついにはチャナティップが襲いかかってくると、ようやくわずかに口元をほころばせたようだった。