現地時間12月3日、ベルギーリーグ第16節が行われ、シントトロイデンが2−0でメヘレンに快勝した。この試合の2点目を決めたのが、伊藤涼太郎だった。
リーグ戦3戦連続ドローで迎えたアウェー戦。日本人選手では、スタメンに鈴木彩艶と橋岡大樹の2人に加えて、伊藤涼太郎が3−4−3の中盤の一角に名を連ねた。開始早々の5分にFKからのこぼれ球をアブバカリ・コイタが沈めて先制点を奪うと、1-0で迎えた前半42分だった。
冷たい雪が降り始めた中、相手のスローインのボールを奪ってからのカウンター。カーヴェー・ザヒーロレスラムからのパスを受けたコイタが、ドリブルでボックス内に侵入して放った右足シュートがポストに上がって跳ね返ると、そこに背番号13の伊藤がいた。
ゴールエリアのやや外側という至近距離ではあったが、相手GKに加えて3人のDFがゴールを守るために横並びになっているという難しい状況。それでも伊藤は、迷うことなく左足を振り抜き、鋭い弾道のシュートでゴール左隅のニアサイドをぶち抜き、豪快にゴールネットを揺らしたのだ。
これが伊藤にとっては9月17日の同じくメルヘン戦でのゴール以来の今季2得点目。渾身のガッツポーズで喜んだ。