11月23日、ドイツのVfBシュトゥットガルトはU18日本代表MF花城琳斗(はなしろりんと)と契約を結んだ。翌日には獲得の決め手となったJFA福島との練習試合の映像を公開した。
今年3月、シュトゥットガルトはU19とU17の混合チームで福島のU18チームと対戦。この試合で3ゴール2アシストと、強い印象を残したのが背番号10を背負っていた花城だ。
映像ではGKとの1対1で冷静にゴールへ流すシーンや、相手を引き付けてチャンスメイクを行う様子が確認できる。自身より大きな相手からもボールを奪ったり、テクニックでDFを翻弄したりと、わずかなプレー集でもインパクトを受けるもの。
試合後にはシュトゥットガルトが花城へインタビュー。「VfBの印象は?」と問われたMFは「とても環境がよく……いつ声が掛かっても行きたいなと思いました」と回答していた。当時から好印象を抱いていたようだ。
花城は来年の1月からシュトゥットガルトのU21チームに加入する予定だ。同チームには尚志高等学校から加入したチェイス・アンリがいる。また、トップチームには原口元気や伊藤洋輝が所属しているため、18歳のMFもチームに溶け込みやすい環境といえる。