滅多に見られない珍ゴールが再び注目を浴びた。
三笘薫や南野拓実、武藤嘉紀に香川真司など、これまで11人の日本人選手がプレーしてきたプレミアリーグ。そこで優勝を果たしたのは稲本潤一、香川、岡崎慎司、南野の4人だ。その中でも最も強く印象に残っているのは、岡崎が当時所属していた2015-16シーズンのレスター・シティの優勝だと言うサッカーファンも少なくないだろう。
元々残留を目標としていた当時のレスターだが、堅牢な守備をベースにしたサッカーで着実に勝ち点をゲット。最終的には世界中のほとんどが予想だにしていなかったリーグ優勝を成し遂げて、サッカー界を大きく盛り上げた。
「ミラクル・レスター」とも呼ばれるこのシーズンにおいて、岡崎は4-4-2の2トップの一角として躍動。リーグ36試合に出場して5ゴールを挙げている。
その5得点の中で“岡崎らしい”ゴールだと言えるのが、第13節ニューカッスル戦の得点だ。途中出場していた同選手は後半38分、相手GKが弾いてゴール間近に浮いたボールに反応。高く跳びあがってヘディングシュートを試みた。しかし、そのヘディングを空振ってしまい、ボールは地面に落下。すると、着地した岡崎の頭にそのバウンドが当たり、ボールはゴール方向へ。最終的にそのボールを足で詰めてゴールを奪ってみせた。