J2の大分トリニータが、クラウドファンディングの返礼となる選手参加のバーベキューの様子を動画で公開した。その垣根のない一体感と近い距離感に、驚きと羨望が広がっている。
大分は今年、クラウドファンディングを行った。「トリニータをつくろうプロジェクト」と題して、クラブハウスなどの環境整備のため、幅広く支援を募った。
こうしたクラウドファンディングの成功の可否を握るのが、返礼品である。大分は支援額に応じて、下平隆宏監督の筋肉Tシャツや、高さ150cmにもなる巨大なマスコットのぬいぐるみなどを用意していた。
こうした返礼品の中でも、ファン心理をくすぐるのが「選手とワイワイBBQパーティー」だった。その名の通り、大分の選手たちとバーベキューを楽しめる権利という、ファンにとっては夢のような商品だった。
その「約束」が、果たされた。11月19日、クラブはSNSでバーベキューの様子を公開したのだ。
まずは、野村直輝が挨拶する。小さなメガホンを持っているものの、ひとつのテントの下で12人の選手とファンが食事に同席している。乾杯の盃を掲げるファンは、笑顔を隠せない人が多くいた。