引退スピーチ直後のワンシーンが注目されている。
１１月１２日、Ｊ２リーグ最終節で大宮アルディージャと東京ヴェルディが対戦した。この日は、２６年のプロキャリアに今季限りで幕を下ろすサッカー元日本代表ＧＫ南雄太が先発出場。これでＪリーグ６６６試合目の出場となっており、ＧＫとしての最多出場記録をさらに更新していた。
その試合後、南はホームの大宮サポーターに向けてスピーチ。これまでのサッカー人生を振り返りつつ、所属する大宮にエールを送ったり、さらには対戦相手でありＪ１昇格を目指す東京Ｖにも応援コメントを残したりするなど、およそ１０分間に渡って言葉を紡ぎ続けた。そして「本当に幸せで最高なサッカー人生でした。２６年間本当にありがとうございました」と残し、スピーチを終えている。
するとその直後に、南の子ども４人がピッチに登場。同選手に向けたチャントが歌われている中、娘と息子たちが花束を渡しにやってきたのだ。南は花束を受け取りつつ、涙ぐむ娘の頭をなで、５人で写真撮影。この感動的な瞬間はＪリーグの公式エックス（旧ツイッター）で紹介され、大きな話題を呼んでいる。
