■千葉はレギュレーション的に割り切った2試合に
なお1回戦の相手となる清水にはホームで2−1と勝利も、アウェーのアイスタでは前半に3ゴールを叩き込まれて完敗している。ただ、その時は清水が絶好調で、無敗記録を14に伸ばしたうちの12試合目だった。
それだけに、現在の両チームの状態や勢いを加味すると、山形にもチャンスはあるだろう。仮に山形が勝ち進んだ場合、相手が3位の東京ヴェルディなら引き続きアウェーで、勝つしか昇格の道はないが、ジェフ千葉が勝ち上がって来た場合は山形がシーズン上位となり、ホームのNDソフトスタジアム山形での開催権を得る。
15シーズンぶりのJ1復帰を目指す千葉は最終節を前にプレーオフ進出は決まっていた。もし長崎に勝ち点1でも取れていれば5位でプレーオフを戦うことができたが、1−3の逆転負け。甲府を破った山形と勝ち点が並び、得失点差で上回られる格好となった。これでプレーオフは2試合ともアウェーで、しかも90分での勝利しか許されないが、ポジティブに考えれば分かりやすく、割り切って2連勝を狙いに行ける。