■日本が挑む「死のグループ」

 現在のU-17世代は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で国際経験が足りない。16歳になって初めてパスポートを取得した選手もおり、アジアカップで優勝した後のヨーロッパ遠征で初めてヨーロッパの強豪と顔を合わせたのだ。

 森山監督は「だから、ボロボロに負けるかもしれない」といいながら、一方で爆発的な成長に期待しているようだ。

「FW偏重」という面も含めて、なかなか予想しにくいのが現実だが、初めての“世界との遭遇”で、彼らの攻撃力がどこまで通用するのか、大いに注目したい。

 しかし、日本が所属するグループDは強豪ひしめく「死のグループ」となった。

 日本の2戦目はアルゼンチン。U-20ワールドカップでは素晴らしい実績があるアルゼンチンだが、U-17ワールドカップではまだ優勝がない。昨年のカタール・ワールドカップではリオネル・メッシを擁して3度目の優勝を飾ったが、“ポスト・メッシ”を考えれば若手育成が急務でもある。

 初戦のセネガル戦では、セネガル注目の15歳、アマラ・ディオフに2点を決められて敗れてしまったが、前半は右サイド、後半は左サイドでウィングとしてプレーしたサンティアゴ・ロペスやトップ下の10番クラウディオ・エチェベリが攻撃の中心。

 ともに、ボールタッチ数の多い、典型的なアルゼンチン・スタイルのドリブルを見せる選手だ。

 全員がハードワークをするが、システム的な変化は少ないので日本のDFもマークをつかめるだろうが、ドリブルにうまく対応できるかがカギとなるだろう。

(3)へ続く
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