J1リーグ第32節、アルビレックス新潟ーFC東京が11日に開催された。試合前にはJリーグ通算100試合出場を達成した新潟のGK小島亨介のセレモニーも行われ、家族を前に照れる守護神が話題になっている。
現在26歳の小島は愛知県豊田市出身。名古屋グランパスの育成組織に所属すると、高校2年時にはトップチームとの2種登録選手となった。しかし、トップ昇格は決まらなかったため、早稲田大学へ進学。卒業後は大分トリニータでキャリアをスタートした。
アルビレックスとの出会いはプロ2年目のシーズン。当時J2を戦っていた新潟へ期限付き移籍で加入した。負傷に苦しんだが、主力として活躍。すると移籍期間も1年延長され、背番号1を背負った。期待された小島だったがコンディションの不調もあり、出場は9試合に留まる。それでも新潟はレンタル選手を完全移籍で獲得した。小島もクラブの決断に応えるように2022年は全試合でフル出場。J2優勝とJ1復帰に貢献した。
背番号1は今季もリーグ戦27試合でゴールを守っている。100試合を達成したのは前節、京都サンガF.C.戦。迎えた今節では試合開始前に記念セレモニーが行われ、小島の妻がピッチ上で花束を贈呈した。
チームは勝利とならなかったが、無失点に抑えて勝点1を得ている。GKとしてはゴールを守り切って貢献した。