勝利はしたが、ミスから2失点。手放しで褒められる内容ではない試合を振り返る山根視来は「でも勝てたからいいと思います。ACLは。ACLはそうですね、僕は勝つのが100%だと思っているので。はい。いいのではないかなと思います」と冷静だった。
11月7日に等々力にBGパトゥム・ユナイテッドを迎えて行われたACL2023/24、第4節は、川崎フロンターレが4-2で勝利。そんな試合は、元チームメイトのチャナティップにミスを突かれ2失点を喫する拙い試合運びを見せてしまう。
「そうですね、中盤の3枚のクオリティっていうのはもちろん警戒してましたし。チャナはキックの上手い選手なので」と話す山根は、「誰のせいとかではなくて。雰囲気としてとか、ちょっとチーム全体として、自分たちで苦しくしてしまったなっていうのがあるのかなと思います」と振り返る。
苦しんだ前半を踏まえて入った後半に立て直すと、パトゥムに退場者が出たこともあり2得点。開幕からの無傷の4連勝を達成した。この結果について山根は「素晴らしいと思います」と述べつつ、粘り強さが出てきた理由を説明してくれた。
「(国内の)リーグ戦は今年はうまくいってないですけど。こういうタフなゲームというのが今年はすごく多くて。逆に言うと、そういうタフなゲームに僕たちもちょっと耐性が付いてきているというか。苦しい時の踏ん張り方とかがわかる選手も多くいますし」