12月17日に行われる日本サッカー界のレジェンド、中村俊輔氏の引退試合で着用されるユニフォームが発表された。細部までのこだわりと、込められた思いが感じられるデザインに、称賛の声が上がっている。
日本サッカー界の生けるレジェンドがスパイクを脱いでから、もう1年近くが経とうとしている。2022年シーズン限りで引退した現横浜FCの中村コーチだが、あの雄姿が1日限りでよみがえる。12月17日に、ニッパツ三ツ沢球技場で引退試合が開催されるのだ。
選手として最後のクラブとなった横浜FCを通じた「YOKOHAMA FC FRIENDS」と、サッカー日本代表でともに苦楽を分かち合った「J-DREAMS」が対戦する。今回、その両チームのユニフォームが発表された。
中村氏が後半プレーする「J-DREAMS」のユニフォームは、日本代表のサプライヤーを務め続けているアディダス社が作成。白をベースに肩部分に入れられた青は、中村氏の日本代表への思いが表現されているという。
もう一方の「FRIENDS」のユニフォームは、アパレルブランドを手掛ける『SOPH.』がデザインした。横浜FCのクラブカラーをベースにしているが、特徴的なのはサイド部分だ。
脇腹部分には、裾までに5種類のブロックパターンが積み重ねられている。青赤白のトリコロールに始まり、最後は紺と白と「HAMA BLUE」。これらのパターンは、中村氏が所属した各クラブを表しているのだ。
こだわりは、それだけにとどまらない。それぞれのクラブへの中村氏の感謝を込めたというブロックパターンは、それぞれ年代順に所属した分だけ重ねられている。まさに、プロ生活26年間の思いが込められたユニフォームだ。