■「個で突破できちゃったほうが話が速い」
ミャンマーは日本相手に引いた戦い方を選択する可能性が高いが、そうした相手に苦しむ姿はこれまでの日本代表が何度も見せてきたものだ。だからこそ、アジア仕様の戦い方が必要になる。
谷口は、「ボールを持つ時間は多分増えると思います。だから、個人としてもどうやってスペースと時間を与えられるようなプレーは大事だと思います」と説明し、「相手の戦い方も正直まだ分からない。思い切った策をやってくる可能性だってあります」と前置きしたうえで、「ピッチの中で臨機応変にしていかないといけない部分がたくさんあると思うので、それをイメージしてみんなで共有しながら引き出しを多く持っておくことは大事」と続ける。
その一方で、試合本番までに選手がそろってイメージを共有できる時間が限られているが、「代表の宿命だと思うので、そこは個で突破できちゃったほうが話が速いと思うので、まずやっぱり個々のバトルで上回っていくっていうのは間違いなく必要ですし、それで結果的に上回れちゃえば、それで問題ないと思う」と説く。
「まずはそこで選手全員がトライしていかないといけないですし、それで何か手が詰まったときに共有してどうやって崩そうかというところは大事になってくると思う。そこら辺は今まで積み上げてきたものもあります」
谷口彰悟が、最終ラインの攻守両面を司る。