AFCチャンピオンズリーグ(ACL)第3節で、元サッカー日本代表MF天野純がゴールを決めた。得意の左足での見事な一撃に、日本のファンも興奮の声を上げている。
天野は現在、韓国でプレーしている。2022年シーズンは蔚山現代へと期限付き移籍し、チームのKリーグ1制覇に貢献。今シーズンは、同じ韓国1部リーグの全北現代へと期限付き移籍し、ACLにも出場している。
今年2月に開幕したKリーグ1で、天野は攻撃的MFとしてプレー。序盤は先発出場していたが、メンバー外も経験するなど、出場時間を減らしていた。昨季はリーグ戦で8ゴールを挙げていたが、今季はここまで1得点にとどまっていた。
その悔しさを晴らすような一撃だった。ホームにシンガポールのライオン・シティ・サイラーズを迎えたACL第3節、天野は開始5分で全北現代の先制点を決めたのだ。
右サイドからの崩しで、天野はペナルティーエリアでボールを要求。チームメイトからのパスはずれたものの、すぐさま体をひねりながら、うまく自分の扱いやすい場所へとボールを導く。
寄せてきたDFを視野に入れながら、前方にいる2人の相手選手の位置も確認。ノートラップで得意の左足を振るうと、ゴール左隅へとシュートが決まった。