10月14日、延期となっていたJ2リーグ第26節ブラウブリッツ秋田―FC町田ゼルビアが行われた。この試合で決勝点となったゴールが話題になっている。
新体制の町田が今季、初めて敗れた相手が秋田だった。リベンジはもちろん、J1昇格と優勝を目標にする中で勝点3を取りたい試合。チームは前節からスタメンを8人変更して挑んだ。
堅守速攻を特徴とする両チームの試合は、立ち上がりから攻守が激しく入れ替わる。すると前半11分、ゴール前でこぼれたボールに反応した荒木駿太がシュートを叩き込み町田が先制。それでも前半41分、秋田がFKから同点に追いつく。このまま前半終了かと思われた51分、町田は左からコーナーキックを獲得した。
キッカーは右利きの鈴木準弥。内側に巻かれたボールがゴールに迫る。しかし、これは秋田のDFが跳ね返す。こぼれたボールは、ペナルティアーク付近に落下していく。それを画面の外から狙っていた選手がいた。MFの下田北斗だ。
走り込んできた下田はボールの落下に合わせて、ジャンプしながら右足を当てる。枠を狙ったシュートはエリア内の選手たちをあっという間に抜けると、ゴールネットへ突き刺さった。
町田はこのゴールを守り切り1-2で勝利。2位との差を8に広げた。