
今シーズンも残り少なくなった中で、タイトルマッチも控えている川崎フロンターレ。その中で、虎視眈々と出場機会を狙っているのがFW山田新だ。
ここまでリーグ戦25試合に出場しており、その累積時間は944分とけっして長くはないが、ルーキーとしては十分な数字を記録している。また、ここまでゴールネットを揺らした回数は4回。その能力やここまでのチャンスの数を考えれば満足できるものではないだろうが、それでも、結果も残しつつある。
それだけに、冒頭で触れたような“虎視眈々と出場機会を狙う”という表現が本来はあまり適切ではないように思われるが、少なくとも、直近3試合は出場機会がない。そればかりか、10月20日の第30節・アビスパ福岡戦、そして同29日の第31節・柏レイソル戦ではベンチ入りもできていないのである。
やや聞きづらい質問ではあったものの、急にベンチ入りできなくなったことについて山田自身に聞いてみると、「そうですねコンディションは全然悪いと思ってなくて、出たら点をとっていいパフォーマンスを出せる自信はあるんですけど、いろんなフォワード多くいるのでそこの競争はあります。チャンスはなかなか来てはないですけど、必ずチャンスは来ると思うので、出たら決められるような準備はできている」と冷静に、そして、落ち着いて口を開いた。