■「ケントで良かったなと思いました」

 主導権は川崎が握っていたが、その一方でゴールは生まれず。鬼木達監督は8回目の蔚山戦も勝てないのかと思われた89分。橘田健人が先制点をねじ込み、等々力が歓喜に湧いた。すでに交代してベンチに退いていた瀬川は、その場面を見つつ思ったという。

「ケントで良かったなと思いました」

 なぜならば橘田がキャプテンとして苦しいシーズンを戦ってきたことを知っていたから。

「あまり顔には出さないですけど、苦しいシーズン、キャプテンだから、いろいろ思うことがあったはずなので」

 橘田の苦しむ様子を間近で見て、感じ取っていた瀬川は「ここ最近はスタメンで出れてますし、頼もしいなと思います」と述べている。

(取材・構成/江藤高志)

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