現地時間９月１７日に行なわれたラ・リーガ第５節で、サッカー日本代表ＭＦ久保建英が所属するレアル・ソシエダは、敵地での首位レアル・マドリード戦に善戦するも１−２で敗れた。だが、久保のプレーには絶賛の声が次々と寄せられている。
前半５分にいきなり左足での絶妙クロスで先制ゴールを演出した久保は、その後もオフサイドで取り消された“幻のゴラッソ弾”など、常に相手に脅威を与え続けた。その“キレキレぶり”を見せ付けるワンシーンであり、大きな話題となっているのが”股抜き”ドリブルだ。
前半アディショナルタイムだった。自陣からのロングボールを味方が拾い、右サイドのタッチライン際で久保がボールを受ける。だが、久保に対する警戒アラートを最大級に引き上げていたレアル・マドリード守備陣はすぐに間合いを詰め、左サイドバックのフランシスコ・ガルシア、そしてボランチのトニ・クロースが、２人がかりで立ちはだかった。
だが、久保は動じない。動じないどころか、左足の足裏でボールを引いてクロースのタックルを誘うと、そのまま左足アウトサイドでの柔らかいタッチで、足を出したことで開いたクロースの股の間を鮮やかに通して見せた。完全に“してやられた”クロースは、たまらず体をぶつける。ファウルで止めるしかなかった。
