オランダ1部のNECナイメヘンが、新しいサードユニフォームを発表した。小川航基もモデルを務めた動画を含めて、好評の声が上がっている。
NECは今季のエールディビジで、開幕戦から2連敗したものの、第3節のホームゲームで3-0と初勝利を挙げた。前節にはアウェイから勝点1を持ち帰り、現在は13位につけている。
今夏に移籍した小川は開幕戦から先発し、2試合連続でゴール。ここ2試合はゴールがないものの、しっかり定位置をつかんでいるようだ。
小川の人気ぶりが、クラブによる扱いからも分かる。各国代表チームの活動が終わり、リーグ戦再開を前にして、NECは新しいサードユニフォームを発表。そのモデル役に、小川が選ばれているのだ。
ユニフォームには、地元への思いが込められている。そのストーリーを、クラブはショートムービーで表現した。
第2次世界大戦前、ナイメヘンとその周辺では、仕事に就けない人が多くいたという。そのため、公共事業として巨大な穴を掘る作業がもたらされたのだが、その跡が現在のNECのホームスタジアムであるホファートスタディオンになった。
動画は、その歴史を踏まえている。スタジアムで古い宝の地図のようなものが見つけられ、その指示の通りに男性が穴を掘る。1人では体力の限界があり苦労していると、小川らNECの3選手が登場。力を合わせて掘り起こしを続けるとついに見つかった宝箱の中から新しいユニフォームを発見する、というストーリーだ。
ユニフォームは淡いミントグリーンで、エンブレムにはブロンズが用いられている。ブロンズはスタジアムを取り巻く公園にあるモニュメントを表すもので、背中部分の襟の下には「1935-1939」と、スタジアムが建設された時期がプリントされている。