イタリア・セリエBに所属するヴェネツィアFCが、2023-24シーズンのサードユニフォームを発表し、そのデザインが話題を呼んでいる。
「水の都」と呼ばれる世界有数の美しい街・ヴェネツィアを本拠地とするヴェネツィアFCは、ACヴェネツィアと名乗っていた1999-2000シーズンには元日本代表MF名波浩が在籍したことでも知られる古豪クラブ。
今季は2部に在籍しているが、19年ぶりに1部昇格を果たした2021-22シーズンからサプライヤーをKappaに変更し、『バレンシアガ』などの高級ファッションブランドを手がけるドイツのグラフィックデザイン会社『ビューロー・ボルシェ』が製作したユニフォームが毎年、その洗練されたファッショナブルなデザインによって世界中から人気を博している。
今季のユニフォームも好評で、ホーム用は光沢感のあるブラックをベース色にゴールドのラインが入ったエレガントなデザインに。アウェイ用は白をベースにグリーンとオレンジのラインが施された1枚となっている。そして今回発表されたサード用は、白と黒の太いボーダーに赤い襟が特徴的なシャツとなり、ホーム、アウェイと同じく、胸元のクラブのエンブレムやカッパのロゴなどはすべてゴールドで施されている。
このデザインは、ヴェネツィアの運河「カナル・グランデ」を往来するゴンドラを操縦する船漕ぎ“ゴンドリエ”への敬意を表したもの。クラブが発表した新ユニフォームの写真も、運河の上の“ゴンドリエ”たちがモデルとなり、着用している。