日本時間9月10日早朝、サッカードイツ代表と日本代表の試合が行われた。結果はアウェイの地ながら4-1と大勝。そしてこの試合でも三笘薫のドリブル突破が話題になっている。
カタールW杯でドイツに勝利したサムライブルーは、リベンジマッチを引き受けた。相手のドイツにとって、日本戦の重みが増していた。というのもドイツはユーロ2024の開催国でありながら、今年行った親善試合では1勝1分3敗と厳しい成績なのだ。
そんな負けられない理由がいくつもあるチームはこの日、日本対策とも言える布陣で戦った。その1つがふだんボランチでプレーするヨシュア・キミッヒを、右SBで起用したことだ。これは日本の左サイドの三笘を警戒したものと思われる。そのキミッヒと三笘のマッチアップはこの試合で何度も見られたが、特に話題になっているのが前半21分の場面。
1-1と同点に追いつかれた日本は、右サイドの三笘へボールを渡した。センターライン付近でボールを持った背番号7は早速ドリブル開始、一気に相手のペナルティエリアを目指す。しかしキミッヒがコースに立ち、援護に来たレロイ・サネがさらに内側を塞ぐ。これを見て三笘はコーナーフラッグの方向へ進路を変更。2人を自身の正面に並べると、キミッヒの足元にボールを通してサネとの間を抜けた。
そのままエリア内に侵入したドリブラーは中へパスを出し、チャンスを演出した。