画像・写真:首位の湘南戦が「運命の岐路」に、ホーム4戦全勝の横浜ダービーで「不覚」、エウベルが語った「監督への思い」【明治安田J1リーグ第3節 横浜F・マリノスvs横浜FC】PHOTOギャラリー 原壮史 J1 横浜F・マリノス 横浜FC Jリーグ 2025.02.28 これまでマリノスは、ホームでの横浜ダービーで4戦全勝。それも全試合で「4得点以上」と力の差を見せつける勝ち方でサポーターの声援にこたえてきた。(20250226)撮影/原壮史(Sony α1使用) 試合は、ボールを持つマリノスと、人数をかけた守備からサイドからのカウンターを狙う横浜FCという構図でスタート。(20250226)撮影/原壮史(Sony α1使用) 横浜FMは遠野大弥(写真右)と井上健太の両翼が縦への突破を見せたが、エリア内の人数で横浜FCが上回ったことと、クロスの精度を欠いたことで得点が生まれない。(20250226)撮影/原壮史(Sony α1使用) なかなか攻撃に良い変化が起こらないマリノスは、徐々に組み立ての段階でミスが生じ、相手ボールのスローインにしてすることがたびたび発生するようになった。アンデルソン・ロペスが下がってボールに関与したり、山根陸(写真中央)が狭いスペースへ思い切って進入したりと現状打破を試みたものの、横浜FCの守備を破るには至らず。0-0でハーフタイムを迎えた。(20250226)撮影/原壮史(Sony α1使用) 後半も展開は変わらず。井上と新保海鈴(写真左)や、鈴木冬一とジョアン・パウロ(次の写真左)によるサイドでの勢力争いは見応えのあるものだったが、いずれも力が拮抗していたため、試合の行方を左右するほどの差が生じることはなかった。(20250226)撮影/原壮史(Sony α1使用) 終盤に差し掛かると、流れの中から得点しそうなのはマリノス、セットプレーから得点しそうなのは横浜FC、という状態になり、ようやく互いの攻撃がゴールに近づくようになっていった。(20250226)撮影/原壮史(Sony α1使用) マリノスはヤン・マテウス、エウベル(写真)、ジャン・クルードといった外国籍の選手たちも途中投入したが、横浜FCはゴール前に人数をかけて守り、彼らの個を発揮させず。エウベルは低い位置からプレーを開始することになり、マテウスは内側への侵入を許されなかった。(20250226)撮影/原壮史(Sony α1使用) 横浜FCは守りを優先させながらも、マリノスの攻撃を大きく跳ね返し、セットプレーの場面で櫻川ソロモンの高さを使って最後まで勝利を目指した。結局、朴一圭(写真)と市川暉記の両GKがゴールを守り抜き、スコアレスのままタイムアップとなった。(20250226)撮影/原壮史(Sony α1使用) タイムアップの瞬間、マリノスサポーターから大ブーイングが起こった。試合後のあいさつ中もブーイングは止まず。ホームのダービーで初めて勝てなかったことに加え、シーズン開幕から攻撃力を見せられていないチームに対しての不安と不満が爆発した。スティーブ・ホーランド監督は守備を整備しているものの、ACLEの試合との連戦で練習が限られ、攻撃とのミックスが思うように進んでいないようだ。エウベルは「監督の哲学は尊重すべきもので、自分たちが適応し、実行していくべきだ。ただし、結果が出ず、時間が過ぎてしまうのならば、そのときは哲学がありながらもチームにとってのベストが何なのかを見ることも必要だと思う」と発言。この厳しい時期を抜け出すことはできるのか。3連勝で首位を走る湘南との激突が、ターニングポイントになるかもしれない。(20250226)撮影/原壮史(Sony α1使用) 関連記事 【逆転勝利で2位浮上のJ1川崎。福岡との“奇襲”の掛け合いの裏側とは(1)】福岡は3バックに突然変更の奇襲。川崎は事前想定を覆されるも、対応できたワケは……1トップ変更が追い風に 写真の記事へ戻る