■選手が自然と見せた行動
そして、それ以上に多くの人の心を掴む場面もあった。それは、選手が自然と見せた行動にある。
このロッカールームには選手と城福浩監督が入ってくるのだが、床にデザインされた巨大なエンブレムに気づくや、それを踏まないように避ける選手が続出したのである。
この様子に、以下のような声が上がった。
「こういうサポーターから見えないようなところにも拘るようになってきたの素晴らしいね エンブレムを踏まないように歩く選手達も最高です」
「床のチームロゴを(パっと見て)避けて通る河村、マテウス、森田、コッシー、カトレン。マテウスに関しては周りの緑含めて避けてる」
「みんなエンブレム踏まないように歩いててなんかいいな」
「これ皆さん、真ん中のエンブレム踏まないように歩いてらっしゃる?」
この7月5日に東京Vは長崎と対戦。黒星を喫したが、順位は2位をキープしている。そして次節は、同じ都内のチームである町田と国立競技場で対戦する。首位チームであると同時に東京のライバルから白星を掴めるか、多くの視線が集まりそうだ。