5月19日、J1リーグ第14節で横浜FCがホームで川崎フロンターレを迎えた。神奈川ダービーとなったこの試合を2-1で制したホームチームの先制点が話題となっている。
そのゴールが決まったのは前半44分、自陣でインターセプトした横浜のカウンターからだった。味方がカットして中央に落としたボールを、FW山下諒也が相手に潰されながらも左のMF長谷川竜也へ預ける。チャンスと見たMFが前へ加速すると、MF林幸多郎が追い越すランニング、右サイドでもFW伊藤翔が前へランニングを仕掛ける。
下がりながら陣形を整えようとする相手を見て、長谷川は早めに右のFWへ対角線のパスを選択。エリア内右でボールを収めた伊藤の視界には、中央へ走り込んで来るMF井上潮音が飛び込む。そこで伊藤はふわりと浮かせたボールを相手GKの手前へ出した。
すると、ランニングの勢いそのままに井上がそれをヘディングで浮かせてトラップ、次に落ちてくるタイミングを狙って左足のボレーを放つ。シュートはGK上福元直人の左を抜けてネットを揺らした。
自陣で奪ったボールを迷わず繋げた攻撃が、注目の一戦で嬉しい先制点へ結びついた。