■代表選出の永長鷹虎が豪快ゴール!
この得点を皮切りに、川崎はさらにゴールを重ねる。直後の後半28分、大関友翔が左サイドでボールを持つと、右足アウトサイドで中に技ありのクロスを送る。これに反応したのが山田新で、左足で合わせて追加点を奪ったのだ。
30分、今度は大関がゴールを決める。右サイドバックに入った練習生のクロスをゴール前でジャンプしながら左足で合わせたのだ。
さらに33分、4点目はPKで奪う。名願が左サイドから右の永長にサイドチェンジすると、永長は再び中に入ってシュート。これが相手選手の右腕に当たったのだ。PKキッカーは山田で、これを冷静に決めてこの日2点目を決めて見せた。
このまま試合は終了。4-0で完封勝利した。
U―20日本代表メンバーに選出され、20日から始まる代表活動を前に自信を手にした永長は、「アピールするには結果を残すことが大事だと思っていた」とゴールへの強い気持ちを持っていたと明かしたうえで、代表活動には「選ばれるだけじゃなくてその中で目立ちたい」と意気込んだ。
横浜F・マリノスとの開幕戦を落とした川崎だったが、その先発メンバーも試合をじっくり観戦するなど選手もスタッフもブレることなくチーム作りに集中していた。
(取材・文/中地拓也)