■“魅せた”PK失敗
ただし、そのPK失敗でも“魅せた”。アティヤト・アラーの左足でのキックは、なかなか見られない軌道を描いた。ボールがポストを叩くのはサッカーでよくあることだが、2度叩くシーンは、なかなかお目にかかれない。アティヤト・アラーが蹴ったボールは左ポストを叩くと、ゴールラインをきれいになぞる。ボールはまっすぐに向かっていった先、反対側の右ポストも叩くと、最後までゴールラインを割らずに、ウィダードの夢を霧散させた。
アティヤト・アラーのキックが、ウィダードの今大会ラストプレーとなった。だが、FIFAはツイッター公式アカウントでこのシーンを公開しており、世界中にインパクトを与えたことだろう。