J2のベガルタ仙台が公開した動画が好評を博している。クラブが3日にYouTube公式チャンネルで公開した動画は、1日で7000回近くも視聴されているのだ。
ツイッター公式アカウントでは、そのショートバージョンもアップされた。陽光が注がれるグラウンドで、選手たちは声を上げながら体に負荷をかけてトレーニングに励んでいる。
体のぶつけ合いをいとわないボールを使った練習や、足元でのドリブルの細かいタッチ。さらにカメラは、選手たちの顔をとらえていく。トレーニング中の表情も交えながら、カメラに向けて気迫のこもった視線を投げかける。
「掴み取れ」。勝利と勝点、そしてJ1昇格を手にするとの思いを文字にして、動画は締めくくられる。
シリアスとのものの動画の投稿には、感動の声が並ぶ。
「本気度が伝わる」
「みんな凛々しくカッコイイ」
「めちゃくちゃかっこいい!! 優勝掴み取ろう!!」
一方で、クラブは翌日、コンセプトムービー撮影の裏側も公開した。本編ではビートが力強い音楽が流れているが、撮影中の”バッググラウンドミュージック”は笑い声だった。懸命に決め顔をつくるチームメイトを、選手たちが笑わせにかかっているのだ。
中でも活躍しているのが、22歳のオナイウ情滋だ。現在はフランスでプレーする日本代表FWオナイウ阿道の弟で、昨年はU-23日本代表にも選ばれた。
特別指定選手として、すでに昨季にリーグ戦に出場しているが、今季から正式に加わったばかりの大卒ルーキー。だが、年齢など関係ないとばかりに、真剣に撮影に臨む先輩たちをリズムを崩していく。