■「自分がリーダーとしてやっていきたい」
この言葉を念頭に、2月2日の練習後にも改めてリーダーとしての役割を聞いてみたが、思いは強くなっているという。
「自分がリーダーとしてやっていきたいという気持ちは強くなってますし、声のところで引っ張って行けるように意識してます」
谷口彰悟の移籍の穴は簡単には埋まらないと目されていたが、そうはさせじと残された者ができる限りの努力を続けている。少なくとも、車屋が守る最終ラインは大崩れすることはないのではないか。そう期待できる状況が続いている。
【江藤高志】
えとう・たかし/大分県中津市出身。IT系出版社で雑誌や書籍などを編集していた1999年に、パラグアイで行われたコパ・アメリカを観戦。これを機にサッカーライターに転身した。当初は故郷のJ2クラブ、大分トリニータを取材。石崎信弘監督との縁もあり、2001年途中から川崎フロンターレの取材を開始した。15年から『川崎フットボールアディクト』を創刊し、編集長として運営。今に至る。