セットプレーの練習中、セカンドボールを拾ったチャナティップが、シュートモーションに入る。コースを消そうと正面に立ちはだかった車屋紳太郎の顔面にチャナティップのシュートが入ってしまった。その瞬間はひやりとしたが、車屋はその後も練習を継続。大事には至らなかったようで何よりだった。
1月30日に沖縄・西原町で行われた川崎フロンターレの二次合宿7日目は、練習の冒頭に午後練習の中止が発表されていた。一コマだけになったことで選手たちの集中は高まっていたのかもしれない。戦術練習に続くセットプレー練習では冒頭の車屋のプレーや、ゴールを死守した安藤駿介のセービングなど、鬼気迫るプレーを選手たちが見せていた。
練習後の車屋に、31日の名古屋との練習試合について聞いてみた。
「前の試合(1月27日の非公開の練習試合)では、自分たちがやろうとしていることがチームとしてできていて、すごくいいプレーもありました。ただ、それを結果につなげていかないといけないなと思います。リーグ戦も近いですし、この試合(名古屋戦)では結果にこだわってプレーできればいいかなと思います」