1月23日、Jリーグ各クラブの威信をかけたるある戦いの最終章の火ぶたが落とされた。
それは、「Jリーグマスコット総選挙」。今回で11回目を迎える恒例行事なのだが、なんと、今年で最後というアナウンスがなされている。来年以降は行われない最後の戦いを制覇しようと、投票開始となった23日から、各クラブが力を入れている。
そんな中で、そのふてぶてしい性格とは真逆の姿を見せて、投票をお願いしているマスコットがいる。それは、J2ベガルタ仙台のマスコット、ベガッ太だ。クラブの公式ツイッターに、「ベガッ太 への投票よろしくお願いします」のメッセージとともに、頭を深々と下げた写真で投票を呼び掛けたのだ。
通常の選挙がそうであるように、ベガッ太も家族ぐるみでこの総選挙に取り組んでいる。というのも、公開された写真で隣にいるのは妹のルターナ。兄の頭に手を添えて、兄弟そろって組織票と浮動票を取り込もうとしている。
ベガッ太はこれまでにこの総選挙を2度も制覇しており、その人気はすでに全国区。しかし、2016年に首位を獲ってからというもの、ここまで6年連続無冠。初代王者としての誇りもあるだけに、なりふりかまっていられないようだ。