ブラジル代表はカタールワールドカップ準々決勝で敗退。その試合後のワンシーンに、世界中で感動の声が広がっている。
カタールW杯に臨んだブラジル代表は、グループステージを首位通過。すでに勝ち抜けを決めていた最終戦でカメルーンに黒星を喫したものの、ラウンド16では韓国代表から4ゴールを奪って大勝を収めた。頂点へ向かって、そのまま駆け上がっていくかに思われていた。
だが、クロアチア代表と顔を合わせた準々決勝では苦戦。なかなか攻撃のギアを上げられず、0-0で延長戦に入った。それでも徐々に勢いを増し、ついに延長前半にゴールを奪う。しかし、延長後半に追いつかれると、PK戦の末に敗北を喫している。
試合後にエースのネイマールは号泣。チームメイトのダニエウ・アウベスに抱きしめられ、涙を流し続けていた。すると、そこに思わぬ人物から手が差し伸べられた。やってきたのは、なんとクロアチア代表FWイヴァン・ペリシッチの息子である。これに対してネイマールは、“小さなペリシッチ”の頭を抱き寄せ、感謝を伝えていた。