■１０月９日／明治安田生命Ｊ２第４０節 横浜FC２ー３大分トリニータ（ニッパツ）
Ｊ１昇格に王手をかけた横浜ＦＣは、重要な一戦でホームに大分トリニータを迎えた。前日の８日にはアルビレックス新潟が先にＪ１昇格を決めただけに横浜ＦＣも続きたかったが、持ち越しとなった。
雨が降りしきる中での試合は、意外にも早くスコアが動いた。前半５分、ＤＦ小出悠太が右サイドから上げたクロスを、ペナルティエリア中央にいたＭＦ梅崎司が頭で合わせて先制。アウェイチームがリードする。
しかし横浜ＦＣも負けてられない。エースＦＷ小川航基が前半２２分に同点弾を決めて試合を振り出しに戻すが、前半終了間際、大分ＭＦ下田北斗がＦＫを直接決めて再びリードを奪う。前半２度目の直接ＦＫのチャンスを、鮮やかに決められてしまったのだ。
それでも後半１１分に再び小川が同点弾を決める。相手のビルドアップ時に高い位置で和田拓也がボールを奪うと、そのままペナルティエリア深くに侵入。背番号６が放ったマイナスのクロスに、小川が飛び込んで合わせたのだ。横浜ＦＣサポーターの前で２度目の同点弾を決めて、昇格に一歩近づいたかに思われた。
しかし、後半２７分に大分の１０番・野村直輝に強烈なミドル弾を決められて、２度目のリードを許す。それでもホームチームは得点を狙って攻めようとしたが、時間をうまく使う大分にいら立つ場面が見られるなどする中で試合は終了した。
