■フランスダービー、ブンデスリーガの天王山
リーグ・アンではパリ・サンジェルマン(PSG)とマルセイユによるル・クラスィク(フランスダービー)が行われる。
クリストフ・ガルティエ新監督の下、新たな船出をスタートさせたPSGでは、MNM(リオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・ムバッペ)の3枚がしっかり融合しておりリーグ首位を快走中。日本代表FW南野拓実擁するモナコには1-1で引き分けたが、それ以外ではすべてのコンペティションで全勝している。現在2位につけるマルセイユをさらに引き離せるか、優勝のためにもターニングポイントとなりそうだ。
一方のマルセイユはここまで6勝2分けで2位。PSGと同じく無敗をキープしている。PSGが優勝した昨シーズンは15ポイント差をつけられての2位フィニッシュとなったが、現時点では勝ち点差はわずか「2」。10月16日までにポイントを取りこぼさないようにして、直接対決で首位奪取を狙いたいところだ。
バイエルン・ミュンヘンが圧倒的な実力を見せつけてきたブンデスリーガだが、今季はひと味違う展開になっている。
大きな注目を浴びるのは日本代表MF原口元気が所属するウニオン・ベルリン。2019-20シーズンから初めて1部に昇格し、シーズンごとに順位を上げてきた中、今季はここまで7試合で5勝2分けと無敗をキープし、強豪クラブを抑えて首位を走っている。現在2位につけているドルトムントとの試合で勝利し、クラブ初となるブンデスリーガ王者に向けてまた1歩前進したいところだ。
対するドルトムントは、アーリング・ハーランドやマヌエル・アカンジ、アクセル・ヴィツェルなど主力選手を引き抜かれつつも大きく崩れることはなく、5勝2敗で2位につけている。実に11シーズンぶりとなるリーグ制覇を勝ち取るべく、ウニオン・ベルリンとの対決には負けられない。