■「我がメンター」

 試合後のピッチに、ガットゥーゾ監督が踏み入っていく。ともにDFであるティエリ・コレイアとガブリエウ・パウリスタに厳しい表情でにじり寄ると、身振り手振りを交えて、おそらく問題があったであろうプレーを指摘していく。よく見ればG・パウリスタのユニフォームは大きく破れており、彼らも必死に戦ったことがうかがえる。

 無失点で勝っているのだし、何も説教しなくても…。見ている人がそう思った瞬間、ガットゥーゾ監督はもうひとつの顔を出す。言うことは言ったとばかりに言葉を止めると、2人を頭を抱いて、胸に引き寄せたのだ。

 この動画は、ラ・リーガのスペイン語版、英語版、日本語版などで公開され、3万回以上再生されている。ラ・リーガのツイッター公式アカウントでは、「他にいない。カリスマ的」との言葉を添えて動画を投稿。同様の思いを込めた投稿が、ファンからもなされている。

「我がメンター」
「イタリアの方程式が機能している」
「どのチームが好きな人であろうと、この男を好きにならずにはいられない」

 熱い男のアメとムチ。バレンシアの今シーズンの戦いぶりが楽しみだ。

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