ロサンゼルスFCに所属する元イタリア代表ジョルジョ・キエッリーニが前代未聞のハンドでサッカーファンを驚かせるとともに、笑顔にしている。
■ボールのバウンド予測を誤る
キエッリーニは17年間在籍したユベントスを離れて、今年7月にロサンゼルスFCへと移籍。すでにMLSではスタメンとして活躍しており、8月7日の第27節レアル・ソルトレイク戦にもCBとして先発出場していた。
すると、その試合にて仰天のプレーが飛び出す。ロサンゼルスFCが3-1でリードしていた69分、レアル・ソルトレイクの選手が自陣ペナルティエリア内から前線に大きく蹴り飛ばすと、キエッリーニが前に出てバウンド地点でのインターセプトを試みる。しかし、ボールは予測していたよりも大きく地面から跳ね上がり、自身の頭上を越えていこうとした。
その瞬間、キエッリーニは大胆な行動に出る。
なんとジャンプしながら両手を上方向に伸ばし、手のひらを使ってブロックしたのだ。もしも同選手が手を使わなければ確実にボールは相手FWに届いたはず。さらに、そのFWの目の前には広大なスペースが残っていたため、レッドカードもあり得た状況だが、イエローカードで済んでいる。