EAFF E-1サッカー選手権(東アジア選手権)2022決勝大会第3節、日本代表対韓国代表が7月27日に行われた。日本が3−0の勝利を収め、宿敵韓国を撃破。日本は4大会ぶり2度目の優勝を決めた。
■無念の負傷交代
度重なる怪我を乗り越え、約10年ぶりの日本代表復帰を果たした横浜F・マリノス所属のFW宮市亮が、韓国戦で無念の負傷交代となってしまった。数々の苦難を乗り越えての代表復帰となった天才ウイングの出場は、日本のサッカーファンを感動させた。
宮市は第1戦・香港代表戦で途中出場を果たすと、会場から多くの歓声があがった。続く中国代表戦ではスタメン出場。韓国戦はベンチスタートとなったが、1点リードの59分に宮市が水沼宏太との交代で途中出場。3戦連続での出場を果たした。横浜FMの先輩から声をかけられ、ピッチに送り出されると、投入直後から持ち味を発揮。得点の匂いさえ感じさせた。
しかし76分、日本のサッカーファンが懸念する事態が起きてしまった。ペナルティエリア右で宮市と相手DFが交錯。右膝の裏あたりを蹴られ、右足をついた瞬間に宮市は右膝を抑えてそのまま倒れ込んでしまったのだ。度重なる膝の怪我をしていた宮市だけに、懸念されるのがその具合。ピッチの外に倒れ込んだ宮市は一度立ち上がるも、プレー続行は不可能と判断され、無念の途中出場・途中交代となってしまった。