バイエルン・ミュンヘンは26日、スタッド・レンヌからU―18フランス代表FWマティス・テルを獲得したことを発表した。契約に関する詳細は明かされていないが、移籍市場に精通した記者ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は2000万ユーロ(約28億円)+ボーナス850万ユーロ(12億円)だと伝えられている。
■17歳の超逸材
テルはレンヌの下部組織出身で、2021-22シーズンにトップチームへ昇格した。昨季は16歳110日でトップチームデビューを果たし、エドゥアルド・カマヴィンガ(レアル・マドリードMF)が保持していたレンヌの最年少出場記録を更新。リーグ・アンで7試合出場を果たした。
CFと両WGを主戦場とするこの超逸材は“Newムバッペ”とも呼ばれており、スピードに乗った突破を得意としている。2022年4月10日に行われたカーンU-19チームとのクープ・ガンバルデッラ準決勝では、73分にハーフライン付近から一気に加速して2人をかわしてネットを揺らした。