■7月23日/パリ・サンジェルマン ジャパンツアー2022 PSG 3―0 浦和レッズ(埼玉)
ジャパンツアーを行っているパリ・サンジェルマンが、プレシーズンマッチ2戦目となる浦和レッズ戦に挑んだ。およそ6万5千人が国立競技場に駆け付けた川崎フロンターレ戦に続き、埼玉スタジアムで記録した観客数は6万1175人。浦和レッズサポーターの熱さとPSGへの関心の高さが相まって生まれた数字だった。
試合の見どころはいくつもあった。前半35分にフランス代表FWキリアン・エムバペが決めた圧巻の衝撃ゴールを筆頭に、途中から出場したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシやブラジル代表FWネイマールの美技、そして、浦和が作った松尾のチャンスなどだ。
そんな中で浦和サポーターが注目し、懸念したのが、FWブライアン・リンセンの負傷だ。オランダ1部・フェイエノールトから加入したばかりの期待のストライカーは、Jリーグへの選手登録が完了した直後の出番だった。後半開始時点からピッチに立つと、最前線に位置。リードを許すPSGに追いつこうと、ゴールが期待されていた。
ところがわずか9のプレー時間で、右太もも裏を負傷。スタッフに連れられてあえなく交代することとなった。浦和の新背番号9は、不完全燃焼の初お披露目だった。