サンタ・クララからスポルティングへの移籍が発表された日本代表MF守田英正。ポルトガル名門クラブでのライバルになる選手と適正ポジションとは。
■ライバルは2人のポルトガル代表MF
スポルティングは、2020年3月からチームの指揮を執るルベン・アモリム監督の下、2021-22シーズン後半戦を3-4-3のシステムで戦った。
このフォーメーションが来季も採用されるとすれば、守田の適正ポジションは2CHで間違いないだろう。セバスティアン・コアテスやルイス・ネトらDF陣のビルドアップをサポートしつつ、前線に陣取るブルーノ・タバタやペドロ・ゴンサウヴェスたちに効果的なパスを送る必要がある。
現在、その2CHのレギュラーを任されているのは、マテウス・ヌネスとジョアン・パリーニャ。どちらもポルトガル代表に選出されており、現在開催されているネーションズリーグにも出場した実力者だ。ヌネスは現在23歳、パリーニャは7月に27歳となる守田と同い年の選手である。
『transfermarkt』によると、ヌネスの推定市場価値は3500万ユーロ(約49億3000万円)、パリーニャの推定市場価値は2500万ユーロ(約35億2000万円)となっており、どちらも守田の400万ユーロ(約5億6000万円)を大きく上回る。
ヌネスに関しては移籍の噂もあるが、基本的には新天地でライバルとなるポルトガル代表MFからポジションを奪う必要性がある。